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母の実家に幼稚園の入園の報告がてら遊びに行った時の事なのですが
母の実家のトイレは汲み取り式なのです。
トイレのトラウマの話です。
その時は母親が忙しくて手が離せなかったので叔父が付いて来てくれました。
普段なら危ないから洗面所でパンツを脱いでトイレに入ります。
パンツを着けたまま跨いで用便をするのには便器が大きくて、少し不安定な体制になる事があるからです。
でも、その時は幼稚園に入園する事で皆に煽てられて有頂天になっていた私は
「危ないからパンツを脱いでから入りなさい。」
と、言う母親の言葉も叔父の言葉も耳に入りませんでした。
「もう、お姉ちゃんだから大丈夫!」
と、言ってトイレに入って行きました。
パンツも上手に脱ぎ、おしっこも無事にできました。
パンツを上げようとした時に、パンツが膝に引っかかって倒れそうになりました。
右足が便器に嵌まりかけました。
転倒する直前に叔父に助けてもらいトイレに落ちませんでした。
右足のお気に入りのピンクの草履が脱げたことに気づき、ソッと下を見ました。
ピンクの草履が便器の中に落ちて行く所をずっと見ていました。
まるでピンクの草履が闇の中に引きずり込まれていく感じがして怖くなりました。
自分が落ちていたら、どうなっていたかと思うと怖くて考えられないくらい怖かったです。
私はしばらくの間はトイレに度に大泣きしていました。
お漏らしするか、乳幼児みたいに抱っこしてもらって、おしっこをしていました。
小学校に上がる頃には少し治りましたが、今でも汲み取り式のトイレは苦手です。