漂浪の果てに辿り着くのは何処か

どうして
人は人を裏切るのかな？
大切だった人を裏切って…
何故…平気なのかな？
私にも解らない…
人として…してはいけない事と解っているのにね！

私は人として…
裏切る側より
裏切られる側でありたい！
人は傷ついても乗り越える力を持っているはずだから…
乗り越えて生きて生きたい！



この頃が幸せの頂点だったのかも
月に一回、大切な人と過ごせて
まさか
この１年後、少しずつ幸せの歯車が狂いだして
苦しくて辛い時間が流れだすなんて思いもしなかった。
幸せの歯車が狂いだしてから３年が経ちました。
今は落ちる所まで落ちて、後はゆっくりと、また上って行くのかなて思える様になりました。

最近は、急激に寒さを感じるから余計なのかもしれない。
一人で夜、起きていると寂しくって・・・
人の温もりが恋しくて・・・
身を縮めて朝が来るのが待ちどうしくて仕方がない。

そばに誰でも良いから居てくれるだけで良いからて思うこともない訳でないが・・・
でも、それは自分自身の望んでる容では無いので望めない・・・
そう思って居ても、やっぱり欲しくて仕方が無い。

偽りの温もりを求めて・・・
夜の街を徘徊し続けても・・・
真の温もりを得ることの出来ない事を知っていても・・・
心の温もりが欲しくて
漆黒の闇を徘徊し続けるしかないのかな・・・
漆黒の闇から解き放たれ、真の朝日が昇る日が何れ来るのか、さえも判らずに・・・

そんな日を望みながら、今日も偽りの朝日が昇る。

どうしてなの
人には出会いと別れが交互に遣って来るのだろう
折角、巡り会えたと思ったのに・・・
こんなに早く永遠の別れが巡って来るなんて思いもしなかった

貴女に最後に会った
あの日、私の顔を見た瞬間
貴女の頬に零れた落ちた雫が・・・
私は今も忘れることが出来ない

貴女は止め処なく零れる雫を拭いながら
私に何度も何度も
「ごめんね！」
と、苦笑いしながら呟く貴女

貴女の雫を止めたくて
一世一代の大告白をしたのに
貴女は微笑みながら雫を零すんだよね！

そして、貴女は
「ありがとう」
の言葉を残して・・・

私を残して眠るんだよね！

クロゼットの中に使わない鞄が・・・
そこには今では触る事も使う事もない歴代の鞄が静かに並んでいる。
鞄の中には、その時の思い出と一緒に今は使わなくなった物が・・・

食べられなかった飴が溶けたまま
ガムの包み紙も飴の包み紙も
そのまま入ってあったりする・・・

ふっと思い出と共に思い出してしまう
憧れたあの人のあの笑顔を・・・
苦笑を浮かべて蓋を閉める。

年々、鞄の中身が減るのに対して
悩んで捨てられない鞄と鞄の中身が思い出と共に増えてゆく・・・
いつか捨てられるのかな？

無意識に眉間に皺よせて彼女を見ていると
彼女は私の額を指先でグリグリさせながら
「こんな所に皺よせて可愛く無い」
と、彼女は言う。

私はムッとしながら彼女を睨みつけながら
「こんな表情にさせるのは誰のせいですか？
　　貴女の笑顔を独り占めしたいと考えると自然とできるんです」
心の中で呟いた。

こんな事を言うと彼女は絶対に
幸せそうな笑顔を浮かべて
喜ぶので言いません！
天の邪鬼の私でごめんね♪